先日の記事でもお伝えしたように、Figmaは、Webブラウザ上で動作するUI/UXデザインツールです。現在、個人・チーム問わず幅広く利用されています。
これからFigmaを使ってみたい方の中には
「アカウントの作り方は?」
「無料と有料の違いは?」
という疑問をお持ちの方も多いはず。
そこで本記事では、
・Figmaのアカウント作成方法
・無料・有料プランの違い
についてわかりやすく解説します。
無料!Figmaアカウント作成方法
Figmaは、誰でも無料でアカウントを作成し、すぐに利用できます。特別なソフトのインストールも不要なので必要なのはメールアドレスだけです。
【手順1】公式サイトにアクセス
まずはFigmaの公式サイト(https://figma.com)にアクセスします。
【手順2】「Sign up」のボタンをクリック
トップページ右上の「Sign up(サインアップ)」をクリックし、登録画面へ進みます。
【手順3】メールアドレスとパスワードを入力
Googleアカウントでのログインも可能です。メールアドレスを使って登録する場合は、名前、メールアドレス、パスワードを入力するだけで登録が可能です。
【手順4】チーム設定と目的を選択
利用目的(デザイン、開発、教育など)を選び、チーム作成の有無を聞かれます。個人利用ならスキップすることも可能です。
【手順5】アカウント作成完了!
アカウント作成後すぐに、デザイン作業を始めることができます。ブラウザ上で動作するので、PCのスペックを気にすることなく快適に使うことが可能です。
Figmaの料金プラン一覧と比較
Figmaには現在4つの主要プランがあります。以下は各プランの料金と主な特徴です(※2025年6月時点の情報に基づく)。
プラン名 | 料金(1ユーザー/月) | 主な対象 | 特徴 |
---|---|---|---|
スターター(無料) | ¥0 | 個人・初心者向け | 基本的なデザイン・共有機能あり。学習用にも◎ |
プロフェッショナル | ~¥2,400/月(フルシート) | フリーランス・少人数チーム向け | 無制限ファイル・共有・コメント機能が強化 |
ビジネス | ~¥8,300/月(フルシート) | 中〜大規模チーム向け | 無制限チーム数・管理機能やデザインシステム共有が可能 |
エンタープライズ | ~¥13,600/月(フルシート) | 大企業向け | 高度な管理機能付き。個別対応プラン |
プランと同時にシートを選ぶ必要があり、それによっても金額は変動します。シートの選択によってFigma製品へのアクセスが許可されます。
コラボシート:Figjam,Figma Slides
Devシート:Figjam,Figma Slides,Dev Mode
フルシート:Figjam,Figma Slides,Dev Mode, Figma Draw,Figma Design
無料版と有料版の主な違い
無料版でできること
- 3つまでのチームファイル作成
- 無制限の個人ファイル保存
- コメント・共有機能
- プロトタイプ作成
- リアルタイム共同編集
無料版でも学習用途や個人のポートフォリオ制作には十分な機能が揃っています。
Professionalプランの主なメリット
- チームファイルの作成が無制限
- コンポーネントやスタイルの共有が可能(デザインシステム対応)
- 編集者ごとの権限管理ができる
- バージョン履歴の強化(編集履歴が無制限で追える)
フリーランスや2〜3人のチームでの開発・運用に最適です。本格的にデザイン業務を行うならこちらのプランもおススメです。
Organizationプランの強化ポイント
- 管理者によるユーザー制御・監査ログ取得
- ライブラリのチーム間共有
- プラグインとフォントの管理
- SSO(シングルサインオン)対応
複数チームでの一貫したデザイン運用、大規模なデザイン組織での活用に向いています。
迷子必見!選び方のポイント
1. まずは触ってみたい→ Starter(無料)
初心者や学生、趣味の範囲で使いたい人は無料プランで十分です。基本的な機能は網羅されており、コストをかけずに試すことができます。
2. 仕事や副業で活用したい → Professional
フリーランスとして個人での受託制作や副業、2〜5名程度の小規模チームで利用するならProfessionalがおすすめです。コンポーネントの共有や履歴管理など、実務で求められる機能がそろっています。
3. デザイン組織で本格運用 → Organization以上
デザインガイドラインやブランドルールの統一、ライブラリの一元管理などが必要な場合は、Organization以上のプランが最適といえます。管理・セキュリティ面でも優れているので、企業規模の導入に向いています。
まとめ|無料でスタートして必要に応じたアップグレードを
Figmaは、UI/UXデザインを始めるうえで非常にハードルの低いツールといえます。
アカウント作成は数分で完了し、無料でも高機能なツールが使えるのは大きな魅力です。
まずは無料プランで使い始めてみて、自分の作業スタイルや用途に合わせて、ProfessionalやOrganizationにステップアップしていくのが良いでしょう。
今すぐ公式サイトにアクセスして、Figmaの世界を体験してみてくださいね!