UI/UXデザインを始めたい、またはツールを乗り換えたいと思ったとき、真っ先に名前が思い浮かぶのが以下の3大ツールだと思います。
Figma
Sketch
Adobe XD
いざ自分で活用しようと考えた時、
「どれを選べばいいんだろう…」
「何が違うの?」
と悩んでしまう方も多いはず。
この記事では、各ツールの特徴・メリット・デメリットを徹底比較し、どんな人にどのツールが向いているかまでわかりやすく解説します。あなたにとって最適なツール選びの参考にしてみてくださいね!
比較表で違いを確認しよう!
項目 | Figma | Sketch | Adobe XD |
---|---|---|---|
動作環境 | ブラウザ・アプリ(Mac/Win) | Mac専用 | Mac/Winアプリ |
価格 | 無料〜(Pro:$12/月〜) | 買い切り+サブスク($99/年〜) | Adobe CCに含まれる(単体プランあり) |
コラボ機能 | ◎ リアルタイム共同編集可能 | △ コメントは可能(別途アプリ必要) | ○ 招待・共有機能あり(同時編集は制限) |
プラグイン拡張 | ◎ 非常に豊富 | ◎ 老舗で多い | △ 少なめ |
学習コスト | 低め | 中 | 低め |
利用者の多さ | 急増中 | 根強い人気 | 安定したAdobeユーザーが多い |
個人で使用するか、チームで使用するかや、実際に業務でかかわる人がどのツールを使用しているかにもよるでしょう。
また、使用しているPCがMacなのかWindowsなのか、や、Adobeのソフトを使用しているかも判断の基準になりそうです。
Figmaの特徴とメリット・デメリット
特徴
Figmaは、クラウドベースで動作するUI/UXデザインツールです。ブラウザからでも利用でき、OSを問わずに使用できるのが最大の強みです。
メリット
Figmaのメリットについてチェックしていきましょう。主なメリットは以下の通りです。
- リアルタイム共同編集ができる(Googleドキュメントのような感覚)
- インストール不要でどこでも作業OK
- 無料プランでも機能が充実している
- プロトタイプ、コメント機能が充実していてチームでの開発に最適
- Windowsでも使用可能(Sketchとの違い)
デメリット
次にFigmaのデメリットをチェックしていきましょう。主なデメリットは以下の通りです。
- 常時ネット接続が前提(オフライン作業がやや制限されてしまう)
- デスクトップ版に比べるとアプリは細かい操作がしづらい部分がある。
Figmaはこんな人に向いている!
- 複数人での共同作業が多い
- クラウドでのファイル管理を重視している
- Mac以外のPCで作業したい
- 初心者〜中級者で今から本格的に学びたい
Sketchの特徴とメリット・デメリット
特徴
Sketchは、Mac専用のデザインツールとして長くUI/UX業界の定番として君臨してきたツールです。豊富なプラグインと洗練されたUIが魅力です。
■ メリット
Sketchのメリットについてチェックしていきましょう。主なメリットは以下の通りです。
- Macアプリならではの洗練された操作感
- プラグインが非常に豊富(自分好みに拡張が可能)
- 大規模なデザインシステムに強い
- 買い切りプランがある(サブスクで縛られない)
デメリット
次にSketchのデメリットをチェックしていきましょう。主なデメリットは以下の通りです。
- Windowsでは使えない
- 単体でのコラボ機能が弱く、外部アプリ(Sketch for Teams)に依存
- UI初心者にはとっつきにくい面がある
Sketchはこんな人に向いている!
- Macユーザーで、デザインの質や細かさを重視している
- プラグインを駆使して自分好みにカスタマイズしたい中・上級者
- ローカルで安定的に作業したい
Adobe XDの特徴とメリット・デメリット
特徴
Adobe XDは、Adobeが提供するUI/UXデザインに特化したツールです。IllustratorやPhotoshopとの連携が強く、Adobe Creative Cloudユーザーにとっては非常に扱いやすいのが特長です。
メリット
Adobe XDのメリットについてチェックしていきましょう。主なメリットは以下の通りです。
- PhotoshopやIllustratorとの連携がスムーズ
- Windowsでも使えるネイティブアプリ
- 初心者でも迷いにくいシンプルなUI
- プロトタイプ作成がスピーディー
デメリット
Adobe XDのデメリットについてチェックしていきましょう。デメリットは以下の通りです。
- 高度な機能はやや物足りない感がある(プラグインも少なめ)
- コラボ機能はFigmaに比べて弱い(特にリアルタイムでの機能)
- Adobe CC契約がないとコスト面でやや不利
Adobe XDはこんな人に向いている!
- Adobe CCを契約している人
- 単独でシンプルなUI設計をしたい
- Illustratorなどの素材を活用したい人
- WindowsユーザーでAdobe製品に慣れている(他ソフトを活用している等)
結局どれを選べばいい?タイプ別のおすすめ
自分は一体どれを活用したほうが良いか迷っている方は以下の表を参考に選んでみてください。
あなたのタイプ | おすすめツール |
---|---|
チームで共同作業したい | Figma ◎ |
Macを使っていて細かくデザインしたい | Sketch ◎ |
すでにAdobe CCを使っている | Adobe XD ○ |
学生や初心者でまずは無料で始めたい | Figma ◎ |
Windowsで動くネイティブアプリが必要 | Adobe XD ○/Figma ◎ |
まとめ|UI/UXツール選びは「環境」「目的」「チーム構成」で決めるのが大切
UI/UXデザインツールはそれぞれ個性があります。どれを選ぶのかについては、使う人やチームのスタイルによって最適解が変わります。
- 共同作業・クラウド重視 → Figma
- 高度なカスタマイズ・Mac特化 → Sketch
- Adobe製品との連携・Windows対応 → Adobe XD
まずは無料で試してみましょう。その上で、自分のワークスタイルに合うのか、使用感はどうか等、確かめていくのがベストです。
あなたの「目的」や「環境」に合ったツールを選んで、UI/UXデザインを楽しく効率的に進めていってくださいね!