「文章って、何から書けばいいんだろう…」
フリーランスとして発信を始めたばかりの頃、そんな悩みを持った方も多いはず。実はその悩み、文章の「構成=型」を覚えることで一気に解消できちゃいます。
そこで今回は、初心者ライターやブロガーの方に最もおすすめしたい構成法【PREP法】をご紹介します。
PREP法とは記事・SNS・プレゼン、あらゆる場面で使えるまさに最強の型。
PREP法をマスターすることができれば、「伝わらない文章」とはお別れできます。
PREP法ってなに?4つの要素を順番に並べるだけ
PREP法について簡単に説明をしていきます。
まずは要素と順番について見ていきましょう。
PREP法とは、次の4つの要素を順番に並べて伝える方法です。
- P:Point(結論)
- R:Reason(理由)
- E:Example(具体例)
- P:Point(結論を繰り返す)
たとえば、「フリーランスがブログを書いたほうがいい理由」をPREPで伝えると、こんな風になります。
【結論】
フリーランスとして活動していくのであればブログを書くべきです。
【理由】
信頼の蓄積になるのはもちろん、案件獲得につながる為です。
【具体例】
実際、私もブログを通して10件もの案件を受注することが出来ました。
【結論の繰り返し】
だからこそ、フリーランスとして活動するのであればブログは書くべきだと考えています。
上記のように、たった4つの文章にもかかわらず、納得感のあるストーリーが出来上がりました。
PREP法の良いところは、「読み手にストレスを与えず、自然と理解できる構成」という点です。
フリーランスにとって“伝える力”は武器になります。成果物はもちろん、クライアントワークでのテキストコミュニケーションにおいてもPREPはかなり役立てていただけることでしょう。
PREP法が活きるシーンは沢山ある!
PREP法は使用するシーンは幅広いです。
たとえば──
- ブログ記事の導入文や見出しごとの本文
- SNSの投稿文(キャプションも含めて)
- 営業メールやお問い合わせ対応
- プレゼン資料や自己紹介
- 動画や音声コンテンツのシナリオ など
とくに文章で情報発信を始めたばかりだと、
「言いたいことが整理できない」
「最後に内容がまとまらない」
という状況に陥ってしまう事も多々あります。
PREPを型として使いこなせるようになれば、不安も解消できますよ!
よくある間違いと注意点
PREP法はシンプルな手法ですが、間違った使い方をしてしまうと逆に伝わりにくくなります。よくあるミスをご紹介するのでご自身に置き換えてチェックしておきましょう。
結論が曖昧になってしまって説得力がなくなっているケース
【✖NG例】
たとえば「~だと思います」「~かもしれませんね」といった弱い言い切りは印象がぼやけます。結論は自信を持って強く言い切りましょう。
【◎OK例】
「ブログは書いたほうがいい“と思います”」→
「ブログは書くべきです」に変えるだけで説得力がUPします。
具体例が抽象的過ぎるケース
【✖NG例】
たとえば「多くの人がやっています」では、読者は実際どうなのかをイメージもしにくく納得できません。数字・体験・具体的なエピソードを交えて具体例を記載するのがポイントです。
【◎OK例】
「知名度がUPします」という表現から、「月5,000PVを超えたあたりからSNSで声をかけてもらえることが増えました」と具体的な数字を入れることで分かりやすくイメージがしやすい文章になります。
要素の順番がバラバラなケース
【✖NG例】
PREPの順序が崩れると、正しい流れで伝わらなくなり読者が読んでもわかりにくい内容となってしまいます。何が結論なのか、そそれはなぜか、理由は何なのかという順番が変わってしまうと一気に混乱させてしまう記事になりません。
【◎OK例】
頭の中で「P→R→E→P」と確認しながら書いていくのがコツです。スムーズな流れで読者にとってもわかりやすい文章となることでブログを再度確認してもらえたり、案件のやり取りなどの際にもストレスなくテキストコミュニケーションができることで継続案件に繋がります。
思い当たることはありましたか?
もしNG例に当てはまる部分がありましたら改善していきましょう。
今日から実践!PREP法のトレーニング
PREP法は、特別な人だけが使用している手法ではありません。意識して練習していけば誰でも身につけることができます。ここでは簡単にできる練習方法をいくつかご紹介します。
SNS投稿をPREPで書いてみる
まずはXやInstagramの投稿文を、PREPで組み立てて作成してみましょう。
「今日感じたこと」や「仕事で学んだこと」をPREPでまとめてみる等、毎日の投稿を利用して日常の一部に練習を組み込むのがおススメです。
ChatGPTで添削してもらう
「PREPの流れで文章が書けているか確認して」とChatGPTに聞けば、すぐにフィードバックしてくれます。またその際に修正が必要なところはどこなのか、どのように修正していくと良いか、も合わせて確認していくことで自主的に学習を進めていくことが可能です。
PREPテンプレートを作って使い回す
よく使うテーマ(商品紹介、自分の実績作成、悩み解決など)に対してPREPのテンプレを作っておくと、時短にも繋がります。繰り返し作成をしていくことで慣れてきます。このテーマはどのように組み立てていくと良いかを判断できるようになってきますのでどんどん身についてきている実感が湧くでしょう。
まとめ:PREPは“上手く書けない”を解決するとっておきの武器
文章の上達は、一朝一夕ではありません。ですが「何をどう書けばいいのか」がわかり組み立てることができれば、書くハードルはグンと下がります。
PREP法は、やみくもに文章を書こうしているフリーランスにとって最強の味方です。
結論→理由→例→再度の結論。この4ステップを使うだけで、あなたの発信は読者にぐっと伝わりやすくなります。
まずは、今日から1つの記事・1つの投稿で、PREP法を実際に使ってみてください。
初めは難しく感じるかもしれませんが型を覚えることで、あなたの「伝える力」は確実に伸びていきますよ!