【Webデザイナー必見】差がつく最新技術動向と効率的なトレンド情報収集術 (2025年版)

webデザイン

Webデザイナーにとって、トレンドの把握と技術の理解は、自身の市場価値やクライアントへの提案力を高めるために必要ですよね。

そこで本記事では、2025年現在注目されている最新技術の動向と、日々進化する情報を効率的にキャッチアップするための情報収集術について解説します。


注目の最新技術とWebデザイナーへの影響は?

ノーコード/ローコードツールの進化

すでにご存じの方も多いかもしれませんが、ノーコード/ローコードツールが近年目まぐるしく進化しています。

代表ツール:STUDIO / Webflow / Editor X

  • コーディング不要でサイト構築が可能
  • プロトタイピングから公開までできる

デザイナーの立場からみた影響としては以下のことが考えられます。

  • 制作スピードの向上
  • UI/UX設計やクリエイティビティが重要
  • 差別化スキルの習得が必須

ノーコードで作成したもの以上のクオリティが求められるのはもちろんです。また、ツールを使う事によって自身の作業効率化にも繋がります。クライアントからツールを指定されることもあるので、ツールを使えること自体がスキルやニーズに直結することもあります。

AIや自動生成の活用 

最近はAIの活用や自動生成の技術も進化しています。ツールと連携できたり、部分的に活用するだけでも効率的にレベルの高いサイト設計や画像作成も可能です。また、AIを使用できるデザイナーという事での差別化も可能です。

代表技術:ChatGPT、DALL·E、Framer AI

  • 画像生成、レイアウト提案、コピーライティング案作成などが可能
  • ユーザーデータに基づいた自動デザイン生成が進化

デザイナーの立場からみた影響としては以下のことが考えられます。

  • 反復作業の効率化ができる
  • “アートディレクター”的視点でのAI活用が必須になる

サイトの目的やターゲットを把握してその上で部下のようにAI使用をすることで今まで行っていた作業負担を軽減でき、あなたはディレクションに注力できます。

WebAssembly(Wasm)による表現力の飛躍

WebAssembly(Wasm)とは、ウェブブラウザ上でサクサク動くプログラムの形のことです。
通常はJavaScriptが使われますが、それよりも速く動くのが特徴です。
また、CやC++、Rustなどの言語で書かれたプログラムを変換して使う事が可能です。様々な技術で作られたソフトをブラウザ上で簡単に動かせるようになります。

  • 高度な3D、物理演算、動画編集がWebで可能になる
  • ネイティブアプリに迫るパフォーマンス(※ネイティブアプリ:スマートフォンやパソコンに直接インストールして使うアプリ)

デザイナーの立場からみた影響としては以下のことが考えられます。

  • 没入型Web体験(リッチコンテンツ、ゲーム性のあるUIなど)が実現可能になる
  • Webデザイナーも空間設計や視覚表現に関する幅広いスキルが必要になる

AR/VR・メタバースとWebの融合

一つ一つ説明をさせていただきますと以下の意味合いになります。

AR(拡張現実)
現実の風景にデジタル情報を重ねて表示する技術のこと(例:ポケモンGOなど)

VR(仮想現実)
ゴーグルなどを使い別世界への没入体験ができる技術(例:VRゲームなど)

メタバース
アバター(分身)になって会話・買い物・仕事などができる仮想空間のこと(例:バーチャルイベント空間など)

これまでは、ARやVRは専用アプリやソフトが必要でしたが、それらの体験がWEBブラウザだけでできるように進化しています。

  • WebAR/WebVRで、ブラウザ上での体験ができるように進化
  • EC、教育、不動産、イベント業界などでも活用拡大中

デザイナーの立場からみた影響としては以下のことが考えられます。

  • 3D空間でのUI/UX設計を行う必要が出てくる
  • モデリング知識が必要
  • モーション知識が必要

キャラクターや建物、アイテムなどのモデルを作る作業や、モデルを動かす作業(モーション)についても今後必要性が増してくるでしょう。

次世代CSSの進化

コンテナクエリ

コンテナクエリとは…
2022年頃から正式に使えるようになったCSSの新しい技術のことです。レスポンシブデザインをより柔軟にしてくれる強力な機能です。

  • 親要素のサイズに応じて子要素のデザイン変更が可能
  • コンポーネント単位での柔軟なスタイリングが実現可能

カスケードレイヤー

カスケードレイヤーとは「どのCSSを優先して適用するか」をグループごとに整理できる機能のことです。

  • スタイルの優先順位管理の明確化
  • チーム開発やスケーラブル(大きくしても壊れない)なCSS設計に有効。

デザイナーの立場からみた影響としては以下のことが考えられます。

  • 保守性と再利用性の高いデザイン設計がしやすくなる
  • 新記法に慣れることで作業効率アップし反復作業も減らすことができる

効率的に情報収集してトレンドに強くなる方法

トレンドに強くなるためにはどうやって情報収集したらよいの?と思う方も多いはず。

以下のサイトやメディアから情報収集することでトレンドをキャッチアップすることが可能です。トレンドを抑えて時代の変化についていけるように日々学習して知識をブラッシュアップしていきたいですね!

海外サイト(翻訳ツール併用OK)

  • Smashing Magazine
  • Awwwards Blog
  • CSS-Tricks
  • Webdesigner Depot

日本語のブログ・メディア

  • Webクリエイターボックス
  • コリス
  • Photoshop VIP

SNS

  • X(旧Twitter):#webdesign, #uidesign
  • Instagram / Pinterest
    ビジュアルトレンド
  • Dribbble / Behance
    実践的なインスピレーション

ギャラリーサイト

  • Awwwards / CSS Design Awards
  • SANKOU! / Good Design Web / I/O 3000

オンライン学習&チュートリアル

  • Udemy / Coursera / Skillshare
  • YouTubeデザインチャンネル

ニュースレター・ポッドキャスト

  • 業界の最新情報を“ながら学習”でインプット

イベント・コミュニティ

  • オンライン勉強会 / カンファレンス / デザイン交流会などへの参加

全部を取り入れるのは大変かもしれませんが「よく見るSNS」や「動画でながら学習」など取り入れやすい方法で情報収集していきましょう。こちらのブログでも定期的に発信をしていきますよ!

まとめ:技術と情報感度が支持されるWebデザイナーを創る

トレンドを追うのももちろん大切ですが、背景にある技術の進化を理解することが、今後のWebデザイナーに求められます。

また、自分に合った情報収集法を確立して、継続的にインプットを習慣化することで、変化の激しい業界でも価値ある提案ができ指示される存在になれます。

次から次へと自分の知識やスキルをアップデートすることは大変でもありますが、この仕事のおもしろい部分でもあります。

楽しんで情報収集をし自身の学びにつなげていきましょう。